2017.07.10 (Mon)
cinéma bird in 熊本2017 開催レポート
プロジェクトの第5弾となる「cinéma bird in 熊本2017」が6月25日(日)に熊本県山鹿市の国指定重要文化財 八千代座で行われました。幸運にも台風が逸れて、3部構成で約900人の観客が雨の中に集まりました。
今回MCを務めてくれたのは熊本出身の女優・モデルの中別府葵さん。
九州出身のサンシャイン池崎さんのオープニングVTRで、会場がどっと沸きました。
今回お笑いライブで登場してくださったのはお笑い芸人の永野さんとミラクルひかるさん。
こちらも客席を爆笑の渦へと巻き込み、上映前からお祭りムードを高めてくれました。
1部と2部では舞踏団の花童さんたちが、艶やかな舞を見せてくれました。
「熊本をはじめ、日本の文化を受け継いでゆくために、質のいい一流の芸を持った子どもたちを育てたい」という想いのもと結成された花童さんの姿はこの会場にぴったりで、まるでタイムスリップしてしまったかのような錯覚を覚えるほど艶やかで美しく、会場からもため息がこぼれていました。
1部では山鹿市の市長、中嶋憲正さんのご挨拶も。
一部で上映された「しあわせのパン」に出演されている原田知世さんがゲストとして来てくださり、齊藤とのトークセッションを行いました。ドラマ共演時に齊藤がシネマバードについて楽しく語っていたことなどを振り返っていました。
二部では熊本出身の俳優、高良健吾さんもサプライズで登場してくれました!
会場からは驚きの歓声が止まりませんでした。
二部で上映された「ソング・オブ・シー 海のうた」の上映の後ゆっくり幕が上がり、古賀小由実さんが映画の中で唄われていた曲を披露。映画の余韻が残る中、幻想的な時間を造り出してくれました。この他、シネマバードのテーマソングとも言われている「この街のマーチ」などで盛り上げてくださいました。
三部では高良健吾さんに加えて、映画監督の行定勲さんも駆けつけてくださいました。ご自身も携わっている復興映画祭にかける想いなどを語ってくださいました。この後上映された「シング・ストリート 未来へのうた」を監督、高良さん共に会場でご覧になり、「このような場所でこうして皆で映画を観たという記憶がずっと心のどこかに残っていければ」と語られました。
全ての部の後には出演者全員でお客様をハイタッチでお見送りしました。
あっという間の一日。祭りの後、しんと静まった八千代座はまだこの日の熱気を残しており、その隅々にまで今日の記憶が染み込んでいくようでした。この日この場所で同じ映画を見て笑ったり泣いたり、色々な想いを共有できたという記憶がいつまでも皆さまの心に有り続けますように。
cinéma birdはまた次の地へ飛び立ちます。