REPORT

2020.10.08 (Thu)

cinéma bird in 東京2020 開催レポート

プロジェクトの第8弾となる「cinéma bird in 東京 2020」が10月3日(土)、4日(日)に東京都・江戸川区 葛西臨海公園にて開催いたしました。

今もなお、予想を超えて猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、自粛ムードの高まる中、数々のイベントはやむなく中止・延期となる中、発案者である齊藤工さんをはじめ、実行員会の全員で議論を重ね、何よりも安全な方法で、地域の人すべてをエンターテイメントで幸せにすることはなにかを考え、「ドライブインシアター」という形で開催いたしました。

さらに、本プロジェクトは、医療現場で危険と隣り合わせになりながらも、懸命に医療活動に従事して頂いている関係者の皆様やその家族に、“2020年は辛い経験のみではなく、癒しのひと時を味わってもらい、家族やパートナーとの思い出を作ってもらいたい”という強い思いを込めました。そこで今回は、葛西臨海公園が位置する、江戸川区内に勤務する医療従事者の皆さんとそのご家族等を約1280人を完全無料にてご招待しました。

発起人である齊藤工さんを始め、豪起さん、古賀小由実さんによるユニット、cinéma birdsによるライブによって、ゲストの皆様を順次お出迎え。新曲『雨のグレイブ』を含む、全6曲の心温まり勇気づけられるセッションが披露されました。

 

続く、古賀小由実さんと豪起さんのソロステージは観客をさらに盛り上げました。

ライブの後には、齊藤工さんから、今いる会場の皆さんのおかげによって今の時間があること。今日は車の中での特別な時間を皆で共有し、今日は娯楽を当たり前の時間だと思って受け取って欲しいとのメッセージが発せられました。 その後、萩生田 光一文部科学大臣から寄せられたメッセージが読み上げられ、続いて江戸川区長 斉藤猛氏と江戸川区議会議長 田中 寿一氏が登壇し、医療従事者である観客の皆様に感謝と励ましの言葉がかけられると共に、今後の文化・芸術の発展に温かいコメントが添えられました。

江戸川区長 斉藤 猛 氏

江戸川区議会議長 田中 寿一 氏

さらに、ミラクルひかるさん、永野さんによるお笑いのライブが披露され、一気に会場は笑いの渦に包まれ、ボルテージは最高潮に。

そして、メインコンテンツである映画の上映が、巨大スクリーンにて上映されました。

3日(土)は、齊藤工さんが声の出演・企画・原案・脚本を担当している、世界の子どもたちに届けるために作られた、映画愛にあふれるクレイアニメ、『映画の妖精 フィルとムー』に続き、『もったいないキッチン』が上映されました。

4日(日)は、第23回文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞した短編作品 『浴場の象』と、チャップリンの短編映画が3本が上映されました。

上映後には、歌手・一青窈さんが登場。齊藤工さんがMusic Videoを監督した新曲『かたつむり』を1曲目に披露。長年、親交のある二人がタッグを組んだ曲が、このプロジェクトを通し繋がりました。

「どんな状況でも私が願うことはただ一つ。あなたとあなたの好きな人が100年続きますように」 このメッセージによって、『ハナミズキ』がスタート。ステージを降りて、一人一人の顔が見えるように会場を駆け抜ける一青窈。そして、『ハナミズキ』の「僕の我慢がいつか実を結び」という歌詞が、現在人々が強いられている状況と重なり、一層会場の人々の心を掴み、感動に包まれました。

閉演後には、今回の出演者全員が出口に並び、それぞれのサインが入ったインビテーションカードを1台1台に手渡し、会場を出る皆様を見送り幕を閉じました。

 

齊藤工(さいとう たくみ)コメント
2日間に渡って、第8回「cinéma bird 」in 東京2020を、無事終了することができました。今回はお客様、スタッフの安全を第一に考え、ドライブインシアターという形を取りました。当初は観客の皆さんと、どのような距離で接することができるのかと思っていたのですが、意外と表情ははっきりと見えたり、ライトなどでサインを送ってくれたり、しっかりと皆さんからのレスポンスをキャッチすることができました。ソーシャルディスタンスを保ちながらも、その境界線を繋ぐことはできると確信しました。 映画だけでなく、音楽やお笑いのステージまで、点と点が線で結ばれるような、シネマバードのフルコースを存分味わってもらうことができたと思います。フレキシブルに考え、エンターテイメントを皆さんに届ける、その方向性は間違っていなかったと確信することができました。

 

小さな島々を含め日本中から映画館が減っています。震災などによって映画館がなくなってしまった地域もあります。劇場体験を しないまま大人になっていく子供達。劇場で映画を見ることがなくなってしまった大人達。cinéma bird はそんな地域の人たちに同じ空間で感動を共有する大切さを伝えるために映画+ライブというフェスティバルのよう な体験を鳥のように自由に届けるプロジェクトです。

cinéma birdはまた次の地へ飛び立ちます。